北海道の不明男児無事見つかる、子育ての難しさを身をもって体験 [世相雑感]
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希望の糸は切れていなかった。
「しつけ」のため、北海道の山中に置き去りにされた7歳の田野岡大和君がきのう、6日ぶりに保護された。
父親の目を潤ませたのが、うれし涙で何よりだ。
一つ間違えれば大ごとだった。
幸い、たどり着いたのが自衛隊の演習場。
屋根の下でマットにくるまって体温を保ち、水道の水だけで命をつないだ。
どんなにつらく寂しかったか。
海外にも大きなニュースで伝わった。
大和君が人や車に石を投げたことがきっかけだった。
父親はきつくとがめなければ、と思ったのだろう。
ただ、何が悪いのかを言い含めて「叱る」のと、感情任せに「怒る」のでは違う。
はざまで揺れるのが子育てか。
躾(しつけ)という字をよく見ると、身を美しく・・・。
由来は「着物を仕付ける」。
本格的に縫い上げた後、仕付け糸は外す。
こましゃくれた物言いをする子供も、まだまだ親あってこそである。
「ほんとごめんな」。
病院で父親が謝ると、大和君もうなずき返したという。
作家中島敦にこんな歌がある。
<叱らでも済けるものを後向きてべそかきをらむチビ助よ許せ>。
どんな親子も思い当たるのは、ボタンの掛け違いだろう。
互いを結ぶ糸は切れぬように。
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