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「笑点」の司会者若返り、人気番組後継者は春風亭昇太さんに [世相雑感]

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「三大小道具」と呼ばれるものがテレビ界にあるらしい。
「水戸黄門」の印籠に「のど自慢」のかね、そして放送50周年を今月迎えた「笑点」の座布団。
国民的な長寿番組だからこその誉れであり、代名詞だといえよう。

あつらえの座布団は一枚3万5千円なり。
型崩れしないように綿を二重に詰め、3㌔余りと重い。
運び役の山田隆夫さんは、筋力の鍛錬と同時に日本舞踊の稽古で足運びに磨きをかける。
陰の努力が番組を支えている。

5代目の司会者を務めていた落語家の桂歌丸さんが、おとといの放送を限りに番組から身を引いた。
「おーい、山田君。座布団1枚」。
とぼけた、あの調子がもう聞こえなくなる。

実は司会者にとって、座布団は取り上げる時が見せ場である。
自分を皮肉る答えにほほ笑んでおいて「山田君、なにをボヤボヤしてる」。
10枚まであと少しにこぎ着けていた相手も板敷に戻す。
後継者の春風亭昇太さんは先輩だらけのレギュラー陣に、さて勇気を奮えるかどうか。

長屋のご隠居さんを思わせる歌丸さんだが、これで引退ではない。
80歳を前に「落語の勉強をしたい。まだ覚えたい噺(はなし)がある」。
原点を忘れぬ心に「座布団10枚」と言いたくなる。


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