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「パナマ文章」に世界は揺れる、今世紀最大最悪ニュース [世相雑感]

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とある村で、孔子は墓の前で泣く女性を見かけた。
聞けば家族がトラに食われたのだという。
危ないのになぜ離れないのか。
女性はこう答えた。
ここは重税など厳しい政治がないからだ。
<苛政は虎よりも猛なり>の成句が伝わる。

この猛獣は現代中国でも、政治と結び付けられる。
「トラもハエもたたく」と、3年前に宣言したのは習近平国家主席である。
汚職根絶に向け、地位を問わずお縄にすると息巻いていた。

ところが「自縄自縛」ともなりかねない文章が、中米パナマの法律事務所から流出した。
タックスヘイブン(租税回避地)にある会社の株主に、習氏ら中国共産党指導部3人の親族が名を連ねていたとされる。

同じように資産隠しが露見したアイスランドの首相は辞任を余儀なくされた。
英国の首相もロープ際に追い込まれている。
アルゼンチンでは大統領府前でデモが起きた。
「パナマ文章」ショックに世界が揺れている。

どの国にせよ、民は貧富の差に対する思いが複雑なだけに、ずる賢い「虎の巻」には腹を立てる。
それを知ってか、海外から報じるニュースを中国当局は遮断しているようだ。
習指導部はじっとして、批判の嵐を回避するつもりだろうか。


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