バービー人形に多様化の波、人種も容姿も十人十色 [世相雑感]
スポンサードリンク
まばゆい金髪にブルーの瞳、手足すらりの8頭身。
米国生まれで、日本でも人気のバービー人形である。
白人の美女の代名詞として知られる一方で「女性差別」だと騒動の種になってきた。
17歳の高校生という設定である。
「数学の授業って大変」。
そんなおしゃべり機能が物議を醸したのは、20年余り前になる。
女性は理数系に弱いという誤解を助長するものだと、かの国では抗議の声が広がったそうだ。
先日、発売された最新モデルが世界中のファンを驚かせている。
ぽっちゃり形や小柄タイプ、痩せ形の長身などずらり。
肌の色は7種類、目の色だけで22種類もある。
日本の売り場では年内にもお目見えするらしい。
確かに子供の夢やあこがれは十人十色だ。
今や太めのハリウッド・スターも人気という。
社会の中でさまざまなものが求められる時代なのだろう。
種類が増えた分だけ「買って」とせがまれる親の懐は減量必至だが。
ままごとの世界ではバラエティー豊かなバービー人形が友達となって、楽しいおしゃべりやお勉強ごっこに興じるに違いない。
私たちも学びたい。
人種や姿かたちにとらわれない世界は、いつになったら現実のものになるのだろう。