広島の底力ここにあり、マツダにサンフレ、カープの揃踏み

スポンサードリンク

---

４年で３度目の栄冠はサンフレッチエ広島だけではない。
同じ師走に広島が誇れるニュースが、もう一つあった。
マツダが小型スポーツカーのロードスターで日本カー・オブ・ザ・イヤーを獲得した。
こちらは２年連続である。

サンフレは自陣深くからボールをつなぎ、責める戦い方を貫き通す。
マツダも「走る楽しさ」にこだわる車づくりを追い、新車販売が落ち込む中で好調を続ける。
ぶれないスタイルが強さと共感を生むのではないか。

プロサッカーと自動車。
分野は違うが、業界の中の規模が大きくない点では同じだろう。
潤沢な資金を持つわけでもない。
それぞれＪ２降格や経営不振という厳しい荒波を経験している。

サンフレの前進がマツダのサッカー部だったことを思い出す。
運営母体こそ替わったものの、広島の地で生まれ育ってきた組織の風土や魂が、今なお脈々と受け継がれているのかもしれない。

年明けの日本の景気は波乱気味だ。
株価の下げ基調で先が見通しにくくなった。
広島からどこまで元気を発信していけるか。
失敗を繰り返した上に成功を築いた両者の役割は大きい。
そこに、同じくマツダゆかりのカープが加わってくれれば言うことはない。

タグ：広島の底力 マツダ サンフレッチエ カープ