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あなたは福袋に期待するタイプ、それとも実質を選ぶタイプ [世相雑感]

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いくつ買おうか、買うまいか。
悩んだ人も多いだろう。
新春のデパート前に列を作る福袋商戦は日本初の文化である。
江戸の世、着物の端切れを売る袋の中に金の帯を忍ばせたのが始まりらしい。

最近では「ミステリーバッグ」の名で海外でも知られる。
米IT大手アップル社が自社製品のパック売りを手がけ、評判を呼んだのがきっかけという。
今や多様な商品に広がる。
中身が分からぬまま開けるドキドキ感は、万国共通なのかもしれない。

政治の世界を巨大な福袋に例えたくもなる。
選挙のたびに明るい未来を示して「今度こそ」と期待を持たせる。
だが中身を開ければ流行遅れの品や要らざるものが入っていることもある。

「挑戦、挑戦、挑戦あるのみ」。
首相の年頭会見のスローガンは初売りさながらの威勢の良い掛け声で、きらびやかな包装紙のよう。
経済成長とデフレ脱却がうたい文句だがどう成し遂げるのか、中身が見えてこない。

今年の初売り商戦は堅調と聞く。
一方で市場は株価急落と波乱の幕開けだ。
国民が行列してでも欲しい「金の帯」は肌で感じる景気回復や末永く平穏な暮らしのはず。
詰め込んだ袋の底まで政治の舞台でしっかり見せてほしい。
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