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新年おめでとう瑞穂の国、祝いづくし今朝の膳 [世相雑感]

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2016年賀状.png

めでたいもの尽くしの朝が来た。
しめ飾りやら鏡餅やら。
年神様が降りる目印の門松は、今では印刷したものを玄関に貼る家もあろう。
子孫を見守る祖霊神ともいう。
丁重にお迎えしたい。

年の初めに口にするのは、お節料理や雑煮。
めでたい食材のてんこ盛りに丸い「祝い箸」を伸ばす。
両端が細くて、両口箸とも呼ばれる。
一方で年神様が、もう一方で自分が食す。
ごちそうを共にできるめでたさよ。

松の内は同じ箸を洗って大事に使う。
エコに通じる習わしといえそうだ。
折れては縁起が悪いと、丈夫な柳が使われる。
我が家で準備した丸箸を見れば中国からの輸入物だった。
箸袋だけは国内産で、何とか面目を保つ。

そういえば祖父母の家で年越しした幼い日、袋に自分の名前が書いてあってうれしかった。
本来は大みそかに名を入れて、神棚にお供えしておく習いである。
現代の子供たちにも、箸に宿るものを感じとってほしい。

その昔、正月の大人は怒らず大声も出さなかった。
そんなことを民俗学者柳田国男は記す。
普段と違う柔和さに、なるほどめでたいと子供たちも合点した、と。
神様の手前もある。
箸の持ち方が気になっても、まるくく過ごそうか。

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