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名曲「襟裳岬」作詞者岡本おさみさん逝く、森進一NHK紅白の卒業曲に [訃報]

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襟裳岬森進一.png

年の瀬、忘年会で多くの人がマイクを握ることだろう。
テレビでも歌の番組が増えてきた。
寒さが募ると、人は歌が恋しくなるのかもしれない。
声を張って、あるいは心の中で口ずさんで。
冷えた身が温まる気がする。

森進一さんの「襟裳岬」は、たき火のそばに誘うような歌だ。
思うに任せなかった一年だけど、悲しみや胸にしまった思いを拾い集めて暖をとろうよ・・・。
そんな語りかけにも聞こえる。
独特のしゃがれ声が胸にしみる。

「襟裳の春は何もない春です」。
印象的なフレーズが地元の反感を買ったことがある。
何もないとは失敬な、と。
だが北の大地を旅する若き作詞家を「何もないけど」と言いつつ、温かくもてなした老夫婦の人情を刻んだという。

その詞を書いた米子市出身の岡本おさみさんが亡くなった。
作曲は広島ゆかりの吉田拓郎さん。
自分が思うままに吐いた言葉に拓郎がが曲をつけ、森進一らしく歌った3人の気持ちいい共同作品だと、自著につづっている。

41年前の暮れに「襟裳岬」は数々の歌謡賞に輝く。
「宝物のような曲」と語る森さんは、今年限りで紅白を卒業するそうだ。
旅立った岡本さんにささげるような熱唱を大みそかに聴きたい。

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