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探査機「あかつき」軌道投入成功本格観測開始へ、折しも地球温暖化防止(COP21)の最中 [世相雑感]

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探査機あかつき.jpg

「星はすばる。ひこぼし」と挙げた枕草子で、清少納言は「ゆふづつ」と続ける。
宵の明星、金星である。
いにしえからなじみ深い惑星だが、その素顔は思いのほかすさまじい。

年がら年中、硫酸の雲に覆われ、それが時速400㌔もの猛スピードで流れているらしい。
日光を遮られても地面の温度は400度を超す。
というのも、大気のほとんどが二酸化炭素で温室効果が半端でない。
極め付きの「温暖化惑星」なのだ。

金星の周りをぐるぐる回り、謎めいた気象を調べる・・・。
そんな使命を背負った日本の探査機「あかつき」が、周回軌道に乗り損ねてから雌伏5年。
再チャレンジに成功したと、きのう発表があった。

折しも世界中から英知を集め、パリで温暖化の封じ込め策をねっている。
先進国と途上国の双方に言い分はあろうが、「船頭多くして船山に登る」ことだけは、ごめん被る。
宇宙船地球号には逃げ場が残されていない。

金星は、ずうたいが地球にそっくりと聞く。
「双子星」とも呼ばれるゆえんだろう。
温暖化の行く末も、つい憂いを重ねてしまいそうになる。
「明日は我が身」とまでは言わなくても、「いずれは・・・」くらいに構えておいた方がいい。
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