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「魂の飢餓感」を懸けた沖縄知事の辺野古埋め立て訴訟 [世相雑感]

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魂の飢餓感.png

お餅みたいなものが口元にのぞく。
妖怪漫画には時折、魂の抜ける場面が出てくる。
怖いもの見たさの幼心は満たされたものの、親からは「口を閉めとかにゃ、こうなるよ」と小言が飛んだ。

ぽかんとしていると魂をどこかに置き忘れそうな時代である。
「前向きに」とせっつかれ、来るし方を振り返るゆとりさえ、ろくにない。
基地問題でも何か、忘れ物をしていませんか・・・。
そんな沖縄の問い掛けだろう。

名護市辺野古の埋め立てをめぐる訴訟で、翁長雄志知事の口から飛び出した「魂の飢餓感」である。
明治政府に統合された琉球王国の世から自己決定権をないがしろにされてきた・・・。
積年の思いをひと言に込めたらしい。
知事就任からじき1年。

政府側の弁護士は「そのようなことを議論する場ではない」とそっけなく突き放した。
はて、寄り添う心は一体どこに。
普天間飛行場の一部返還前倒しも、急ごしらえのアリバイに映る。

沖縄の言葉で魂のことを「マブイ」と呼ぶ。
びっくりしたり、道で転んだりした時にマブイが落ちると信じられてきた。
元に戻すには、なくした場所に再び立つのが習いという。
辺野古の難題も「原点」をたどり直すのが早道では。
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