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「禁断の木の実」に甘え続ける日本財政、一千兆円の先送りに道はあるのか [世相雑感]

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赤字国債.png

秋が深まる。
果樹を植えるにはいい時期だ。
愛読する園芸誌もリンゴとイチジクを薦めていた。
その並び立てに旧約聖書創世記の物語を思い浮かべる。
アダムとイブがかじった「禁断の果実」

この二つの果実がそれだという解釈がある。
最初の人間たちが戒めを破り、楽園を追われた筋立ては理性と欲のはざまの象徴として東西で語り継がれていよう。
50年前のきょうの日本の決断は、どうだったか。
戦後初の赤字国債発行をかくぎけっていした。


まさに「禁断の木の実になる」と日銀は異を唱えたと聞く。
東京五輪の特需が去って確かに税収は落ち込んでいたが、安易な借金は法律で禁止するからだ。
なのに当時の官僚は「政治に勇気があれば済む」と言い張った。

抜け穴として赤字国債を認める特例法ができたのもこの時。
以来、歴代政権も同じ手口で発行を重ね、今や借金は一千兆円を超す。
一度戒めを破ればモラルが失われる典型ではないか。
つけは将来世代に重くのしかかる。

それなりに景気を下支えする二度めの東京五輪。
宴の後を気をもむ向きもある。
さてリンゴのように真っ赤な財政をどうするのか。
聖書によれば禁断の実の正体は「知恵の実」のはずなのだが。
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