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「田中角栄100の言葉」がベストセラーに、甦れ現代の気遣いの達人 [日記・雑感]

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人の悪口は便所で言え、叱るならサシ(相対)、褒めるときは大勢の前で褒めてやれ・・・。
「今太閤」の語録に、確かにうなずいた。
2月に出た「田中角栄100の言葉」(宝島社)が版を重ね、ちょっとしたベストセラーに。

立身出世で総理の座に就き、汚職で裁かれても数の力で政界を動かし「闇将軍」とまで。
若い世代はそんなイメージにとらわれず、人生訓として気軽に手に取れるのかもしれない。
角栄本はほかにも出版ラッシュが続く。

列島改造に日中国交回復。
リーダーとしての功罪はさておき、気遣いの達人ぶりは伝説の域に入っていよう。
一度会えば顔と名は忘れず、真冬の選挙に田中批判で立った候補には長靴や靴下の差し入れまでしたそうだ。

没後22年のブームは気配りを置き去りにしがちな世相の反動といえなくもない。
なら比べたくなるのは還暦を迎えた自民党だ。
国民との付き合い方で角さんの教えを守ってるかどうか。

語録に残された政治指南は、いかにも意味深に聞こえる。
「いい政治というのは国民生活の片隅にあるものだ」「世の中は白と黒ばかりではない。敵と味方ばかりでもない」等々。
さて現代の国会代議士たちは、どう受け止めることだろう。

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