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「攻めの農業」大号令で進むTPP交渉、日本の農業は守れるか [世相雑感]

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飲んだあと麺類を食べたくなる。
もう若くない今は、ぐっと我慢だが。
<人間、炭水化物中毒にかかっているということですよ>。
若くして糖尿病を告げられた宮本輝さんの言葉にはっとする。
吉本ばななさんとの作家同士の対談集「人生の道しるべ」を読んで。

宮本さんは糖質制限に挑んだ。
夜中にふと食べたくなる。
仏教でいう「解脱」だと思って耐えた。
やがて数値は好転し、スタミナが付いて原稿料が増す。
吉本さんは言う。
<人間は血糖値に支配されているんですね>。

その炭水化物が、今後はTPPに支配されるとしたらどうする。
日本はコメの関税を維持する代わりに、米国などから輸入する枠を設けた。
今の私たちには質も量も国産で十分だろうに。

関税撤廃の例外を守れたと政府は言うものの、輸入米が出回れば国産米の値は下がる。
山あいの稲作は守れるのかどうか。
臨時国会も開かれないまま、そんな大事な話が「攻めの農業」の大号令にかき消されそうだ。

作家より生活者であれ、という2人がともに気にするのは、これからの日本の「食卓」のこと。
身の丈に合った食とは何だろう。
当方も秋の夜長に考えてみる。
お酒の糖質を気にはしつつ。
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