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巨人の野球賭博で3選手「追放」の断、協約を弄ぶ球団の責はさらに重い [スポーツ]

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巨人軍謝罪会見.jpg

「フキュウのコクギともいえるプロ野球の品位を甚だしく汚し・・・」。
一体どんな漢字か、一瞬頭に浮かんでこなかった。
巨人の野球賭博で3選手「追放」の断を下したコミッショナーが記者会見で挙げた理由である。

出どころは野球協約と聞き、あらためて調べてみた。
2002年度版では目的をうたう第3条に<わが国の野球を不朽の国技にし・・・>とあるのに、最新版で第194条に格下げされている。
改正が度重なる代物らしい。

五輪からの除外が取りざたされ、協約に加えた<野球は公共財>の文言も既にない。
もう大丈夫との自信の表れなら過信というほかない。
暴力団が八百長試合に関わった「黒い霧事件」の負の記憶は雲散霧消していたのだろう。

自業自得とはいえ3選手は球界を追われる。
3人目の子供に恵まれたばかりの選手は涙ぐみ、20代半ばの身空で「死ぬまで引きずる」と口走る選手も。
先にバカラ賭博に手を染めていたと知りつつ、臭いものにふたをした球団の非こそもっと問うては。

協約はプロ球界の「憲法」に当たるものだ。
今回の不届き千万は不磨、不朽であるべき原点をころころ変えてきた報いにも映る。
世に「築城十年、落城一日」という。
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