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平和な日本に復活する伝統の祭り、天下泰平の願いが続きますように [世相雑感]

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室屋忠右衛門なる人が中国山地の村から見物に来たという。
「万事念入り美を尽くせり、筆紙にも尽くしがたし」と書きに越したのは広島のみこし行列「通り御祭礼」。
200年ぶりにきのう催された。
さて市民は日記にどう書く。

天下人家康の五十回忌に合わせ始まる。
広島東照宮を出たみこしが50年に一回、城下を巡った。
当初は厳粛な祭礼も回を重ねるうちに、だんだん庶民も主役の行事になった。
通算5度目となる今回も、大勢が満喫した。

チョーサー、チョーサーと声が響き、「二百貫みこし」が担がれていく。
いかめしいお奉行や藩士、楽人ら550人が練り歩いた。
装束に身を包んだのは地元の人々でコスプレパレードの趣も。
楽しい歴史絵巻である。

京都には祇園祭、東京なら神田祭り・・・。
伝統のみこし行列が各地で引き継がれている。
広島も負けていまい。
御祭礼には花田植えの一団も続き、にぎやかで地域色豊かなお練りとなった。
子供神楽も沿道で舞われた。

天下泰平を願った祭り。
維新の動乱や戦争などで長らく開けなかった。
だが大みこしは原爆の猛火をくぐり抜け、被爆70年の節目に行列が復活した。
平和な世をいつまでも保ち、必ず次回も。
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