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このちっちゃな「水の惑星」、繁栄も衰退もみんな人間の考えと行動にある。 [世相雑感]

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この星の直径が100センチなら、海の深さは平均0.3ミリにすぎないという。
新聞紙を数枚重ねたほどの厚みしかない「くぼみ」。
七つの大洋を潤す水は、足し合わせてやっと大瓶ビール1本を満たす。

地球.jpg

かけがえのない海の恵みに、今更ながら気付く。
「水の惑星」と、さも当然のように呼び習わしてこなかったか・・。
絵本風の「地球がもし100センチの球だったら」(世界文化社)をめくるたび、そんな反省に誘われる。

ありがたいはずの「くぼみ」で進んでいる異変が先週伝えられた。
世界の海にすむ生き物が1970年から40年間で半数近くに減ったらしい。
海の温暖化や酸性化も遠因と聞くが、魚影の陰りが際立つ点からすれば、やはり取りすぎのせいと見るべきだろう。

「100センチの地球」では、人の姿は10万倍の顕微鏡を使わなければ判然としない。
微生物くらい小さな、たった1種類の生き物が地球全体を振り回す。
おごりを感じずにはいられまい。

幸い、海は決してよみがえられぬ資源ではないという。
人類の考え方1つなのである。
このたびの改正瀬戸内法にしても、人知を頼んでのことだろう。
秋の夜長、傾けるビール瓶にふと海を思う。
そんな晩酌もいい。
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