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米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設承認取り消し、沖縄県民の戦いは果てしなく続く、 [世相雑感]

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報道で連日伝えられる沖縄県民による、米軍普天間飛行場の移設先名護市辺野古への反対デモ。
たまたま車で出会わせた米国人に、ヤンキー・ゴーホームとデモ中の市民の一部が叫んだ。
乗っていた若い米国人女性がパニックになり、車を急発進させた。
その光景に心が痛んだと、辺野古に通う沖縄タイムスの記者がコラムに書いている。
怒りの矛先は個人じゃない。
叫ぶならゲット・アウト・マリーン(海兵隊)だろう、と。

きのう翁長雄志知事が基地移設に伴う埋め立て承認を取り消した。
翁長知事は会見で、「閣僚との意見交換や約1ケ月の集中協議などで県の主張は理解してもらえなかった。
内閣の姿勢として沖縄県民に寄り添って解決しようという思いが薄い」と政府の対応を批判した。
国も真っ向から対抗するに違いない。
高じて個人と個人が憎み合うような事態になれば、ことの本質はかすんでしまうことにも。
現場の最前線で目の当たりにした記者は、肌身で感じ素直に危惧したのだろう。

沖縄の離島、伊江島に「ヌチドゥタカラの家」というのがある。
「銃剣とブルトーザー」に抗った農民リーダー、阿波根昌鴻(あはごんしょうこう)翁の記念館だ。
武装米兵による過酷な土地接収との闘いの、さながら縮図のようだとも語っている。

島人には、今も館内の垂れ幕に大書されている米兵と対峙する際の決め事があった。
その一つが、「手に何も持たないで、座って話すこと」。
相手だって人間さあ。
恐らく、阿波根昌鴻翁が唱えた非暴力行動の神髄だったのだろう。

さらに記念館の壁には、「すべて剣をとる者は剣にて亡ぶ」と聖書の言葉がある。
剣とは基地や核兵器をも意味するようだ。
やはり本質は一つ、反対の「矛先」はその一点にあるのだ。

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