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自衛隊員が人と一緒の犬も救助! 感情的には称賛、規約はどうなの?

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災害救助の真っただ中、自衛隊の救難ヘリの活動を、固唾を呑んで日本中が注目する中、報道カメラで一部始終を放映された。

不安の中屋根の上で救助を待つ住民のもとに、自衛隊員が降り立ったのは10日16時ごろ。救助は女性、男性、2人が抱きかかえていた犬も一緒にヘリコプターに引き上げられる。
途中で抜け落ちないようにするためか、小さい子が入れるくらいの袋に犬を入れられる工夫もなされた。

救助された女性は搬送先の公園に到着後、待ち構えたNNNの取材に対し「本当は、犬は置いてくればよかったのかもしれないですけど、自衛隊の方に『お願いします』と言って連れてきました。
まだ子供の犬なので置いてこられなかったので...」と話し、感謝の言葉を述べた。

ネット上には「私も愛犬を置いて自分だけなんて無理です」「涙止まらない。ほんとに良かった」「ペットの犬や猫達も大事な『家族』ということですね。深い絆を感じます」といった声が相次ぐと同時に、自衛隊員にも称賛の声が集まった。

そうした中、あるツイッターユーザーが「陸上自衛隊が要救助者に抱えられた犬を救助しました。ルール違反ですが意外と隊員は融通が利きます」と投稿した。
その下には、犬が「家族」であることを被災者に確認した上で救助にあたったとする会話のやりとりを載せていた。
文章から、同居ペットは人と同じ家族でありたいと願う情実を含んだ文章であったようです。
ツイートはまたたくまにリツイート拡散、改めて自衛隊員の判断を評価する声も多数あがったが、一方で災害救助時に「そんなルールあるの?」という疑問の声も一部出た。

このユーザーのツイートに現役自衛官の妻を名乗る人物が反応「ルール違反ではないんです。ただ救助の優先順位が変わってしまうのです」と反論すると、
初回投稿の方は、自身も「身内が自衛隊法のエキスパート」だとした上で、「自衛隊の任務はあくまでも『生存する国民の救助』」だと返答した。
もっとも、この方は「ルール違反」を問題視しているわけではなく、ルールに縛られる中でもなんとかして「小さな家族」を助けようとする自衛隊員の姿を好意的に捉えていたようだ。
だが、反響があまりに大きいことを理由に、まもなくしてツイートを削除した。

個人的な見解であるが、現場での行動判断は、緊急性のレベルと処理時間の管理、人間力、チーム力など、傍観者では計り知れない奥深さがあると思う。

なお対応省庁である警察庁、消防庁ではペット対応について取扱いに「特別にルールない」とのことです。
災害時において、自衛隊が『生存する国民の救助』のルールのもと「人命優先」で救助にあたることは確かだろう。
ただ、今回は犬を被災者と一緒に引き上げており、ペットだけを救助しに行ったわけではない。
つまり「生存する国民の救助」が任務だとしても、「災害時にペットを救助することは不可とする」との決まりがない限り、ここで「ルール違反」とは言えなさそうだ。

なお救助時の手順とは別の話だが、環境省では、災害時にペットと同行避難することを推進するガイドラインを出している。
東日本大震災の経験を踏まえ、2013年11月に作成したものだ。
同行避難は「動物愛護の観点のみならず、放浪動物による人への危害防止や生活環境保全の観点からも、必要な措置である」とし、自治体や飼い主などが日頃から準備すべきことや、発生時の対応などを記している。

タグ:自衛隊 救助
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